【嫁入り】桐ダンスってどうして桐なの?

家具

昔は、女の子が生まれると庭に桐の木を植え、その子が結婚するときには、庭に植えた桐の木を使って両親がタンスを作り、嫁入り道具として送っていたそうです。

最近ではあまり見られない文化ではありますが、桐ダンスにはそういった「大切な贈り物」という意味もあり、今日まで受け継がれてきました。


では、なぜ ”桐” だったのでしょうか?


それには、主に3つの理由が考えられます。

服をカビから守る”調湿性”

桐という材質には、
空気の湿度を調節する「調湿性」という性質があります。


空気が湿っているときにはその水分を吸収し、逆に乾いているときには水分を吐き出す、いわゆる「呼吸」をします。
これは、切られて木材となっても備わっている性質です。


桐は、水分を吸うと膨張し、気密性が高くなり、湿気が中に入ってくるのを防ぎます。乾燥時には収縮し通気性がよくなり、中が蒸れるのを防ぎます。


つまり、タンスの中は常に快適な状態に保たれるため、保管している衣服が傷まないのです。

木なのに燃えない”耐火性”

「火事になった際、桐の箱は燃えて炭になったが、中に入っていた書類は無事だった。」
と、言い伝えられるほどに桐は火に強い木材です


桐材は空気を多く含んでいます。そのため火が付くと表面がすぐに炭になってしまい、中まで火が回るのに時間が掛かるため、衣服に限らず、大切な書類やお金を保管するのに向いています。


その耐火性が認められて、今では金庫の内側に桐材が使われていて、大切なものを守ってくれています。

桐の耐火性を実証している動画と記事があるので見てみてください。↓↓

[耐火性実験] 火に強いと言われている桐は本当に中まで燃えないのか!? 桐箱にアイスを入れて燃やしてみました!!
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女子でも運べる”軽さ”

桐は国内で最も軽い木材と言われています。

まるでウエハースのように軽いので、空の状態であれば女子一人でも軽々と持ち運ぶことが出来ます。嫁入り道具として選ばれる最たる理由と言えます。



しかし、その軽さ故に少々柔らかくて耐久性ではやや劣ります。

その欠点を補うべく、最近では引き出しの箱にだけ桐材を使い、前板やタンスの最も外側の部分には、丈夫で色味も人気なオークやウォールナットが使われているのが増えてきています。

まとめ

今回は桐の特徴についてまとめてみました。

桐材のみを使ったタンスというのは減ってきていますが、今でも和服などの保管には桐ダンスを使うこともあるようです。

また、タンスだけでなく、引き出しのある家具の、引き出しの箱には桐材が用いられていることが多くあります。

それは、先述した桐材の特性を生かしたいからだと考えられます。

家具を買うときには、このような材質の特徴も気にしてあげると、特に衣類などの物持ちが良くなるかも知れません。


 
おしまいっ!

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