ソファ選びで悩んでいませんか?
張地だけでもいろいろあって何が一番いいのか難しいですよね
張地には大きく分けて「本革」、「合成皮革」、「布」があります。
どの生地がどんな人に合っているのか、家具屋の販売員である僕が分かりやすく伝えていきます
高級感と存在感の「本革張り」
本革ソファの圧倒的な高級感や存在感はお部屋のメインにピッタリです。

メリットとしては
- 耐久性
- 重厚感
- 使い込むほど味わいが増す
などがあげられます。
生地が破れにくく丈夫で、使ううちに出来るシワや磨くとツヤ感も出てきて同じ商品でも使う人によって全然違うものになってきます
お部屋にインパクトが欲しい方やずっと長い間使っていきたい方、世界に一つだけのソファが欲しい方にお勧めです。
また、革張りのソファは冷たいと言われますが、
冷たいのは座った時の一瞬だけで、座っていると体温で徐々に温かくなるので心地良い座り心地になります
逆にデメリットは、
- 高価
- 水や汗に弱い
- 定期的にメンテナンスが必要
などがあり、手入れをせずに放っておくとひび割れなどの痛みの原因となるので
ペットや小さいお子さんがいる家庭、定期的な手入れが面倒な方には不向きと言えます
しかし、定期的に適切な手入れをしていれば十分に長持ちする素材ではあります
本革の中には、「厚革」、「半革」、「総革」があります。
厚革は、文字通り生地が厚くなっているためより耐久性が増します。
半革は、肌に触れる部分だけが本革になっていて背面などは合皮になっています。
総革は、半革では合皮になっている背面などもすべて本革が使われています
手入れがカンタン「合成皮革」
手軽さや手入れのし易さでダントツなのが合成皮革ソファ

合成皮革とはいわゆる「合皮」のことで、よく本革(天然皮革)と比較されます
メリットは
- 安価
- 手入れが楽
が挙げられます。
本革と比べるとかなりお手頃で、水拭きもOKなので
値段を抑えたい方、ペットやお子さんがいる家庭にお勧めです
ペットや小さいお子さんがいると、ひっかきや落書き、飛び跳ねなどされがちです
それらはソファの故障の原因になるので、敢えて合皮ソファで安く抑えてお子さんが大きくなったら本革に買い替える、そんな買い方される方は多くいますし、僕もおすすめです
デメリットは
- 耐久性が劣る
- べたつきなどがある
で、どちらも「本革と比較して」ということです
本革と比べると合皮は生地が薄いので裂けやすく、通気性もあまりよくないので特に夏はべたつきを感じます
合皮の中には、「PVC」、「PU」など様々な種類があります
中でもソフトレザーは耐久性が優れている素材だと言われています
安くてもなるべく長く使いたいと思うのはみんな同じです
合皮のなかでもソフトレザーを選んでみてはどうでしょうか。
心地良い肌触り「布」
肌触りや温もりで選ぶなら布地ソファ

メリットは
- 触り心地
- 豊富なカラーバリエーション
- 洗えるカバーリング仕様
などです
カラーバリエーションが豊富で、一つのソファの中でも場所によって色を変えてアクセントにしたり、パッチワークなどもできます
カバーリングとは、カバーにチャックがついていて取り外しができるので洗濯したり気分や季節によって柄を変えて楽しめます
そういった洗える機能、色の選択肢の多さ、布特有の肌触りに惹かれる方にお勧めです
本革、合皮は絶対に洗えないので”洗える”というのは布ならではと言えるでしょう
デメリットは、
- 埃などが付きやすい
- 水分が染み込む
などがありますが、それらはカバーリングを選び、撥水スプレーを使えばある程度防ぐことができます
新しい物好きに「レザーテックス」
最近では”革でも布でもない新素材”というものも出てきています

メリットは
- 耐変色
- 撥水加工
- 革のような高級感のあるルックス
などがあります
汗や紫外線による変色(日焼け)に対して強く、革のような高級感と合皮の手入れのし易さを併せ持っています
新鮮さをお求めの方、しっとりした感触が好きな方、窓際に置こうと考えている方にお勧めです
レザーテックスはまさに革と布のいいトコ取りと言えます
もはやデメリットも無いように思えますが
絞りだしてみると
- 見た目と感触にギャップがある
- 座面は柔らかめ
があります
革のような見た目でありながら触ると極短い毛のような感触があり、そのギャップが苦手という方はいるでしょう
また、柔らかめの座り心地となっているので腰痛や膝痛のある方は避けた方がいいかもしれません
元々撥水加工はされていますが使っていくと徐々にその効果は薄れていきます
撥水スプレーを定期的に使うとその効果も持続します
まとめ
それぞれの生地ごとの特徴を書いてきましたが、お役に立てたでしょうか?
どの張地にも良い点悪い点は必ず存在します
だからこそ多様なお客様の好みや拘りにも応えていけます
あなた好みの、あなたにピッタリのソファも必ず見つかります
僕はその手助けができたらいいなと思っています
おわりっ!
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