ソファに限らず家具を買うとき最も気になるのが「サイズ」ですよね
ソファを買いたいとき、お家でどこのサイズを測ってこればいいのか、どれがどこのサイズを表しているのかなど、
あなたにぴったりのソファ探しのお手伝いが出来ればと思います
外側のサイズと内側のサイズ
ソファには「外側のサイズ」と「内側のサイズ」があります
外側のサイズとは、家具カタログなどのサイズ表記で載っている、W×D×H(SH)のことで
「お部屋のスペースに合っているか」を調べるときに必要になります。
Wは「幅」で、肘置きの外側から逆サイドの肘置きの外側までの長さのことです。
Dは「奥行」で、座面の前側、もしくは肘置き(前に出ている方)から背もたれの裏側までの長さです。
Hは「高さ」で、床から背もたれの上側までの長さです。
SHは「座面の高さ」で、床から座面までの高さを表しています。
内側のサイズは、「座り心地に影響してくるサイズ」のことで、
今回はこの内側のサイズについて詳しく書いていこうと思います。
内側のサイズは座り心地を左右する
内側のサイズは座り心地やお部屋での居心地、快適さなど様々のことに絡まってきます
内側のサイズには
- 座面幅
- 座面奥行
- 座面の高さ
- 背もたれ高さ
- 足の長さ
の5つがあります
それぞれについて詳しく解説していきます
座面幅は人数に合わせて決める
座面幅とは、肘置きの内側から逆サイドの肘置きの内側までの長さのことで、座面幅によって一度に何人座れるのかが決まります
「3人掛けソファ」などのような記載にある人数は、あくまでも目安であって、メーカーや商品によって大きく違います。
物によっては同じ三人掛けでも20㎝も違うということもあります
人が座った時の横幅は、約50㎝です(僕調べ)
ですから、3人掛けの場合は最低でも150㎝は必要です
ぎゅうぎゅうに座るわけにもいかないので少し余裕をもって160㎝ぐらいがおすすめです
家族で使用する場合は、それぞれの腰幅(もしくは肩幅)を図っておくと確実ですが、
応接用など誰が座るかわからない・決まってない場合は、一人当たり50㎝というのを覚えておくと便利です
座面奥行は用途によって決める
座面奥行とは、座面の前側から背もたれの表側(内側)までの長さのことで、くつろぐ用か、応接用かなどの用途に合わせて決めていきます。
大体のソファはこの座面奥行が50㎝前後になっています。
50㎝でもくつろぐには十分ですが、
もっとダラーっとしたい方や、身長の高い方には55~60㎝くらいの座面奥行がより深いものがおすすめです
応接用など比較的短時間の使用が多い場合は50㎝よりも少々短くてもいいでしょう
座面の高さは立ちやすさで決める
座面の高さとは、床から座面までの高さのことで、これによって立ちやすさが変わってきます。
大体のソファの座面の高さは43㎝前後となっています
これより低くなればなるほど、立ったり座ったりするのに筋力が必要になるため足腰を痛めている方にはおすすめはできますんが、くつろいだりだらけたりするのには向いているソファになります
反対に、43㎝より高くなると立ちやすくなりますが、あまりに高すぎると座りにくかったり足が床に着かなくなったりします
ちょうどいい高さの目安は、座った時に”膝が90度に曲がっていること”です。
膝が90度に曲がる高さだと高齢者でも難なく立ち座りが出来ます
もう一つ、座面の高さで大事なのが、座った時に足が床につくこと。
なぜなら、足が着いていないと不安になりますし、なんといっても座っていて疲れやすくなります。
ですから、長時間座る人は要注意です。
一度靴を脱いで、実際に家に居る時に近い状態で座って確かめてください
靴はいているのと裸足だと結構感覚的には変わってくるはずです
背もたれの高さは包容力で決める
くつろぐにはすごく大事な”包まれてる感”は背もたれの高さで決まります
背もたれが高い「ハイバックソファ」と呼ばれるものは
頭までしっかり支えてくれるのですごくリラックスすることができます
しかし、ハイバックソファはお部屋に置いてみると「圧迫感」に繋がる可能性があります
↑ これ、お店の中だと、お店は空間が広いのでソファがちっちゃく見えて、いいくらいのサイズ(しかも座り心地良い)に見えるのですが、いざお部屋に置いてみると「でっか!」となるのはわりとあるあるなので厳重注意です。
そこでおすすめなのが、首元までしっかり支えてくれて、背もたれ上部にクッション性があり、頭を後ろにもたれたときに痛くないソファです。
これならハイバックソファと比べて約20㎝は低くなるので、圧迫感は激減します
また、ヘッドレストを付けられるタイプなら別売りのを買って取り付けるのもアリですね。
足の長さは掃除の仕方で決める
意外に盲点なのが、足の長さ。
最近は、足が長くて下に空間のあるソファがオシャレで人気なのですが、
足の長さというのはソファの下の掃除の頻度や方法にも関わってくるのです。
ソファ下の掃除のパターンは下記の3つのどれかだと思います
- 年に1,2回掃除する方
- ロボット掃除機をお使いの方
- 定期的に手動の掃除機やほうきで掃除をする方
1番の方は、1回にまとめてやるタイプなので掃除をする際にはソファを少し移動させてから念入りに掃除してください
移動するので足の長さに制限はありません。完全にデザインで選んでください。
正直、最もおすすめなのが2番のロボット掃除機を使って掃除をする方法です。
なんてったってソファの下って狭いのですし、ソファは重いので。
ロボット掃除機の高さは大体10㎝くらいになっています。
ですから、ソファの下に高さ12㎝程の隙間があればロボットが勝手に綺麗にしてくれるということになります。
3番の方は恐らく、ソファはあまり動かさずに掃除機などを下に突っ込んで掃除するのではないかと思います。
そうするためには、15㎝以上の隙間がないとかなり掃除が億劫になります
15㎝と言わず20㎝とかあるとよりいいですね
まとめ
ソファの内側のサイズについてまとめてみましたが参考になりましたでしょうか。
カタログや売り場に書かれているサイズというのは、お部屋のスペースにきちんと収まるかどうかを見る目安なので、実は何人座れるかなどを知りたいときには情報が少し足りません
そのときが内側のサイズの出番で、それにより座り心地や人数に合わせた、より具体的なソファ選びが出来ます
ただそれは、高さなどの数字だけでなく、体の感覚でしかわからない部分があるので
コロナ真っ只中で言うのもおかしな話ですが、ぜひ店頭でお試しになられてください。
おしまいっ!
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